(A)
寝付けない僕は とりあえずテレビをつけた
テレビの光に目がくらみ いらだちだけが僕の目に映る

ベテラン刑事が 倒れている女性をみて
「死因は溺死で事故だろう」 あたりもしない推理にいらだつ


(B)
「幸せを捕まえてくれよ」 役立たずの刑事に八つ当たり

左ポケットで携帯が 何かを知らせようと暴れ出す


(サビ)
「こんな真夜中に」と いらだちの積み木は いびつに積み重なっていく

君からのメールで 「今日は楽しかったよ」積み木が崩れ落ちていく

敏腕刑事は君だった


(A)
夢の中の僕は 音楽室でクラス会
クラスのムードになじめずに とりあえずトイレに行こうとする


(B)
廊下に出ると君がいた 孤独な僕を見かねたのかなぁ
恥ずかしくて目をそらしたら 君は舌打ちとともに消えたんだ


(サビ)
今思えばあれは 君の姿をした ナニカだったのかもしれない

なにを暗示してるか それは解らないけど僕は変わるべきなんだと

自分なりに誓ったんだよ


(C)
朝目覚めるとテレビを
つけっぱなしで寝た事に気づく

占いは最下位だけど
向かい風すらも心地いいんだ


(サビ)
カッコ悪くたって 自分が好きなんだ わずかなプライド、ポケットに

ペースをゆるめよう 昨日が僕を追い越して明日へ進むように

催促をし始めたんだよ

僕の歩幅で歩いてこう