【intro】
白い光
伸ばした手より向こう
(届かない)
黒いコートにブーツ
星網手に幾夜荒野を駆ける

【A-1】
ある日男に尋ねられた
「何が欲しい?地位か金か名誉、それとも不死の命?」
私は答えた
「地位も金も名誉も、無用。光の下でしか意味がないじゃないか。不死?そんなもの美しくない。僕が欲しいのはあの星さ」

【B-1】
凛と光る一等星
あの光は僕が捕まえる

【S-1】
漆黒にただ一点光る
(遠い星)
月影にも霞まないあの星 追い駆けてる
この網一つあればそれでいい
(星の網)
流れ星に惑わされるな
僕は星追い人

【A-2】
いつだか会った男は言った
「神は死んだ」 と
だからといって僕には無関係
その前の男は
「悪法もまた法なり」 と
自分のルールくらい自分で決めるさ
僕が欲しいものはギラギラ光る太陽の下にはない

【B-2】
澄み切った孤独の色
その透明に触れたい

【S-2】
冷たく凍る夜の砂漠も
(大丈夫)
跳ねて光った砂 宙(そら)を彩り 永遠を描く
影さえない木々の暗闇も
(怖くない)
目指すべき光 淡い標(しるべ) 道を照らす
星追い人

【C-1】
コートの端 時の波濡らす
ブーツの踵 夢幻が削る
足跡は永久(とわ)の静寂(しじま)を刹那に震わせ 波紋を残す

【S-3】
あの光 遥か彼方の世界
(遠い未来)
光速度 僕まで辿り着くのに何光年?
星座の隙を縫って進むさ
(星の道)
両目閉じるものか 眠りはしない
ただ走るよ 一人

【C-2】
服は擦り切れ 靴はいつの間にかなくて 何もなく
残ってたのは この星網 そして星の記憶だけ

【C-3】
少し眠って 目を覚ましたら 見たこともない場所
嗚呼 視線上げたら 焦がれた光
手を伸ばして 僕は微笑んで



end.




ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【歌詞応募作品】星追い人

こちらの曲への応募作品です。

http://piapro.jp/t/xwVH

物語のある詩を目指しました。

閲覧数:116

投稿日:2011/09/30 01:59:07

文字数:767文字

カテゴリ:歌詞

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