生き急いでいるとよく人に言われますが、
わたしにとって生きるとは正にそう言う事なのです。
よく人に少し止まれと言われますが、
わたしがただこの活路とやらを疾走するのは、
恐らく泳いでいないと死んでしまうマグロの行き方にも似て、
そうしないと息すら詰まってしまうようなのです。
私は、ただ今日も明日も直走り、
時に人に笑われながら、
そのようなひとかけらの楽しみをまき散らしながら、
祈りが尽きて倒れるまで走り続けるのだと思います。
馬鹿のように
たた楽しくあれと
わたしは、
ただ煌煌と、
ただ誰にも見られない流れ星のように光り墜ちて行ければいいと思います。
ただ、大きな光り輝く星たちの、取るに足らない
しかし無くてはならなかった燃料の一端として片隅に残っていたい
あの人たちに関しても
ただあの人か強く輝く為に私という笑いが必要ならば、私は走り続けましょう。
道化の歌が必要ならば唄を吟じましょう。
芸する人の哀しい性ですが、わたしはわたしと言う人物より、
わたしの本体である所の芸を必要とされたいのでしょう
自分でも分からない、明確な答えの無いまま
しかし強く確信を持ってわたしは走り続けるのです
恐らく
楽しくあれと
わたしが祈り続けている限り
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ブクマつながり
もっと見る※この話はいっこ前に書いた微熱の音の続きのような話です。
これだけだと、?なところもあるかもしれません。
それでも良いよ!あるいは読んだ事があるよ!という方はどうぞ~
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