【Intro】
行くあてもなく 一人きり
霧の中を さまよっていた
笛の音が 呼んでいる
……行くな 行くな
灯籠の火が 揺れている
……まだ 間に合う

【Verse 1】
霧の奥 狐の面が笑う
袖をかすめる鎌鼬(かまいたち)の風
提灯お化けが 道の端で
ぽつり ぽつり 揺れていた

香(か)の匂い 甘く絡まり
笛の音が 胸の奥を撫でる
灯りは わたしの影を
祭の中へ 引きずった

【Pre-Chorus 1】
わたしは まだ立ち止まる
灯りの川を 遠くから
ひとつだけの影 踏み外さぬように
足音を 殺して

【Chorus 1】
百鬼夜行(ひゃっきやこう) 影の外で
ただ 夜をなぞっていた
踏み込めば 戻れない
そんなこと 知ってるから
迷ってるのか? なら ここへ来い
まだ名を呼ぶ声がある

【Verse 2】
鬼火が足元で 弧を描く
河童の手が 踝(くるぶし)を掴んだ
見上げれば 大入道(おおにゅうどう)の影
太鼓と心臓が 同じ音を打つ

【Pre-Chorus 2】
面を差し出す 誰かの指
拒めずに 触れた瞬間
視界が 色を失くし
ただ鼓動だけが残る

【Chorus 2】
百鬼夜行 影に呑まれ
足は勝手に踊り出す
笑えないはずの顔で
隣の面と同じ笑み
怖いのか? なら 歌え
夜の底まで 沈んでいく



【Bridge】
灯籠の河が 月を飲み込み
骨女が歌い 天狗が舞う
ぬらりひょんが振り返り
「おまえは もう こちら側だ」

【Final Chorus】
百鬼夜行 先頭に立ち
灯火の海を割って進む
人か鬼かも どうでもいい
この夜こそ わたしの道
嬉しいか? 自由か? 踊れ
この身が影になるまで

【Outro】
向こうの闇が 手招きする
……行こう 行こう
笛の音は 途切れない
「おいで おいで」
夜はさらに深くなる
祭は終わらない
その果てまで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

《百鬼祭》

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投稿日:2026/04/22 01:55:22

文字数:794文字

カテゴリ:歌詞

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