鶴を折りました。

千羽折ることができれば、願いが叶うそうです。
大好きなあの人にまた会えるように
鶴を折りました。

もういくつ折ったかはわかりませんが、
もう何度目の千羽か分かりませんが、
鶴を折りました。

願いを叶えてくれなかったテルテル坊主を捨てるように、
願いを聞き入れてくれなかった千羽鶴を燃やしました。

二度と会えるはずが無いと分かっているのに、
それでも鶴を折りました。

きっといつか自分のしている事の無意味さに気づくでしょう。
それでも折り続けるのです。
叶うはずのない夢を見ながら。
 
そしてまた、燃やすことになるのでしょう。
(戻らない、叶わない、気づかない)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

折鶴

千羽鶴って願いが叶うんですっけ?
病気が治るだった気もする……。

折鶴にハマった猫村でした。

PS,一方通行(略 近々完結します。

閲覧数:68

投稿日:2011/08/21 22:30:49

文字数:295文字

カテゴリ:小説

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