とうとう地獄の季節がやってきました。 暑くて毎日何もする気になれません。 クーラー欲しいです。 せめて、扇風機2台ほど・・・
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狼少年の話を知ってる?
ある村に、羊飼いの少年がいた。
その少年は嘘をついて人を驚かすのが大好きで、いつも狼が来た、狼が来たと嘘をついていたんだよ。
村人達は、大変だと武器を持って少年を助けに来た。しかし嘘だから、狼なんていやしない。
怒る村人達を尻目に少年は、ほくそ笑んだ。でもね、ある日、本当に...嘘吐き狼少年
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人は何故生きるのでしょう?
誰もが一度は考えた事があるはずです。
さぁ、何故人は生きているのでしょう。
「本能です。生命には生きることがインプットされているんです。」
「今生きてる自分に聞いてみたら分かるんじゃない?」
そんな事言わずに、さぁ。
「生きると言うことは人生を楽しむと言うことです。」
「...生きる意味
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幼いときの夢を見た。
もう思い出すことは無いと思っていた、優しい両親が笑っていた。
『おいで。×××。』
もう二度と会えないと分かっていた、愛する両親が立っていた。
『おいで。愛しい×××。』
もう二度と見たくも無かった、死んだ両親が頭を撫でて抱きしめて言った。
―それはとても優しくて暖かくて―
...幼い思い出
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桜が咲いた。
まだ七部咲き程度ではあったが、それは見事なものであった。
その見事さを伝える言葉など無いだろう。
そして、桜は満開を迎えた。
その素晴らしさは、言葉などという陳腐な枠に嵌るようなものでは無かった。
そう、宮廷中の人間が押し寄せて、我先にと言わんばかりに美しかったのだ。
それはそれは巨大...夢桜の話
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私の大好きな人は居なくなる前に私にこんな話をしました。
『お前の笑顔が大好きだよ。
だから、どうか泣くんじゃない。
いつも笑っていておくれ。』
私の大好きな人はそんなことを言って居なくなりました。
私は、その約束を守ることにしました。
私の大好きな人はもう居ないけれど、それでも笑っていられる強い人に...とある少女のお話
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それでも君は僕に笑う。
君は僕にそっくりで。
それでも君は僕と居る。
僕の嫌いを映し出す。
それでも君が憎いのに。
僕と似すぎているが故。
それでも君が嫌いなのに。
君は僕に微笑みかける。
憎くって、憎くって、憎くって、憎くって、憎くって。
大嫌いだから消えてください。...君が嫌い
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トントンツー。
聞こえていますか。
トントンツー。
届いていますか。
トントンツー。
トントンツー。
トントンツー。
そしてそれは途絶えました。
無残にも破壊されたそれからのものを、...通信中
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君は、生きて。
生きるべきだったんだ。
僕は、死んで。
死ぬべきだったんだ。
僕を縛る鎖を、
君は壊してくれる?
君がそれでいいのなら、
僕はもう何も言わない。
君が嫌だというのなら、
僕がそんなことさせないから。...僕という名の君
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昨日、
「退屈なんだ」
――隠れ家
つまらなそうな顔をして
君に一言、言ったんだ。
今日、
「面白いもの、みせてあげる」
――私の家
いつもと同じあの笑顔
君が一言、言ったんだ。...楽しい遊び
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プチリ。
ゆっくりと手の爪を切る。
プチリ。
爪はティッシュの上にポトリと落ちる。
残り7本。
プチリ。
爪は指から分離されて、白い未知の世界へ飛び込んでいった。
きっとどの爪も待っているのだ。
まだ成長しきらないピンクの爪は夢見るのだろう。
成熟しきった白い爪は、そのときを今か今かと期待するのだ。...分離
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「おやすみ」
その言葉を聞いてから私はどれくらいの間眠り続けたのだろう?
私はいつ目覚める事が出来るのだろう?
眠る。眠る。
夢の中。
甘い香りがする。
林檎の匂いかしら?
夢の中では王子様が私の元へやって来て優しいキスで目が覚めるの。
でも、現実は違う。
王子様は来ない。...お姫様の眠り
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鶴を折りました。
千羽折ることができれば、願いが叶うそうです。
大好きなあの人にまた会えるように
鶴を折りました。
もういくつ折ったかはわかりませんが、
もう何度目の千羽か分かりませんが、
鶴を折りました。
願いを叶えてくれなかったテルテル坊主を捨てるように、
願いを聞き入れてくれなかった千羽鶴を燃...折鶴
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ある日僕は小さな小鳥を捕まえました
パッチリとした黒いお目目に、絹の様にさらさらの黒髪の小鳥です
その小鳥はとてもとても可愛くて
僕はお外になんか出したらきっと誰かに攫われてしまうと思いました
僕は小鳥を無くすのは嫌なので
小鳥がお外に出られないように鳥籠に閉じ込めました
これでもう大丈夫だよ?そう...小鳥
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殺してくれとは言わない。
生きてくれとは言わない。
ただ其処に居てくれればそれでいい。
この手記を見て君はどう思う?
どう思われたって構いやしないさ。
これでも僕なりの君に捧げた愛の言葉なんだよ。
笑うなよ。...手記
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ひとつ足りない
はみ出した右手
隠された左手
捨てられた左足
奪われた右足
無くした私の部位は何処へ?
これ以上私からとらないで下さい。
もう、私に残されたものはないんです。
(ていうか、ひとつっていうレベルじゃないわ!)...ひとつ足りない
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何かが起きる 5秒前
行事恒例ハプニング
先生、○○君が居ません!
先生、乱闘です! 止めてください!
先生、○○さんが帰ってきません!
水、水をくれ!
やっべっ。校長のづらずれてる・・・
空飛ぶ円盤。はっ、UFO!?
君は対応できるか...何かが起きる 5秒前