僕は売れ残りのテディベア
白いショーウィンドーの中僕だけが素朴に残っている
外にちらつく雪が僕の心を寂しくさせる
そんな時店のベルがなった そこには綺麗な青い瞳の少女が居た
君は僕を見て微笑み 店の奥に行き 僕はショーウィンドーから出された
今日から君の家族なんだね
少し変な感じがしたけど
凄く嬉しかったよ
僕はテディベア いつの間にか僕の淡い瞳には 君しか映らなくなってた
分かってる 僕はテディベア 叶わない初恋をしました
僕は君の家のテディベア
白い洋服タンスの上に僕だけが優雅に座っていて
君の優しい声が僕の心を眩しく照らす
そんな時 僕に転機が来た
そこには綺麗な金髪の少女が居た
君はその子を見て微笑み 僕を包装紙の中に包んでその子に手渡した
僕は君の家族なんかじゃなかった
ただの誕生日プレゼント
現実に潰された
僕はテディベア いつの間にか僕の淡い瞳には 君が映らなくなってた
分かってる 僕はテディベア 叶わない初恋のメモリ
ある日僕は押し入れから引っ張り出された
そこには可愛い二つ結びの少女が居た
その子はあの金髪の少女の子どもで…。
そしてその少女はとても綺麗な青い瞳の少女でした
僕はテディベア 遂にこの時 僕の淡い瞳にはまるであの頃のような 一度すら忘れた事無い君に似た 少女に出会った
また始まる 僕の初恋メモリ
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