巴里の空に薔薇が舞い
海の底から罪を乞う
言い得て妙なる恋を知り
然らずも悩まし世の情け

汚れを纏う僕と君
出会うまでのABC
数えて嘆くもはからずも
時に荒めく純情は

投げ合うコプロラリ
跨ぎ合うトリアージ
花よ潤んで咲き誇れ

美麗撒き散らす弓形の気気
蝸角鬩ぎ合う感動の祥
真っ茶色目かす側溝の不義
よもや其の状に桃色を見る？

異国宵の帳降り
情緒浪漫も匂ひやか
黒目の片目で酔い見れば
眩く涙もスカトロジー

絡めて嗅げば僕は君
今日に至る罪を摘み
踊りに掌下す愛
酷く醜い窮状で

綺麗に紡ぎ合う
儚くも狂おしく
溶ける顔付き淀む春

諄に塗り込める轟きが鍵
比擬に求め増す惨害の歯牙
侘び寂びいとおかし暁異境
拭けぬ宴の酣に添う

綺麗と汚い侮蔑と愛唱
反対言葉で知り合い重なりたい