監視カメラが　光ったその前で
僕は倒れて　靴底　仰ぎ見てる

空に刃向かう　ビルが滑稽で
寝返ったら　草の匂いが
僕をやさしく包んだ

タンポポの声　聞こえてくるよ
無様な僕は　君が頼りさ

怒りの行進　どこへ向かうのか
踏み潰された　ダサくかわいい花

マスクした目が　こっちを見張ってる
僕も怒って　監視に加わらなきゃ

地球（ほし）を貪る　僕ら害虫か
思考停止　一つになった
別の集団生物

タンポポのタネ　風に飛ばすよ
無能な僕を　占ってくれ

怒りの支配　有能なのか
「嫌い」しかない　綿毛　むしっている

黄色く輝くイノセンス　道を照らしておくれよ

タンポポの声　聞こえてくるよ
無様な僕は　君が頼りさ

怒りの行進　どこへ向かうのか
踏み潰された　ダサくかわいい花

夢は　風に飛ばすよ
無能な僕は　黄色いままさ

怒りの支配　有能なのか
「破滅」しかない　答え　繰り返すよ