火種
赤々と燃ゆ灯火に
絶えず絶えず、夜半の嵐荒ぶ
胸の火床に設えた
鉄を肥やす鞴の如く
猫も杓子もはじめの火をいつしか忘れてしまう
今や頭上の、赫灼たる日の輪の
昇り来たる方を見よ!
花篝、咲きを照らし
行く末はさてもさても暗く朧なれど
ひたに見つめるだけ
ゆらゆら踊る火種、燃やせ、燃やせ!
この生の千秋楽まで
ざらざら粘る摩擦の只中で
向かい風が吹くのを強く予感していた
黒く炭化した感情の内側で燻っている
この熱に息を吹きこんでくれ
遠い先の先のその先で燃え尽きるまで
踊る火種、燃やせ!
青々と輝るその瞳
されどされど夢は遠く霞む
魑魅魍魎が犇めきたち
明日も知れぬ薄ら氷の上
どの選択も伸るか反るか
答えは神のみぞ知る
咲くも咲かずも、終わりは程遠い
果てるまで続く
ちらちら揺らめく風前の灯火
今に果てそうにふらふらり
ここから建てる塔のはじめの杭
明日が重なっていく基
ゆらゆら踊る火種、燃やせ、燃やせ!
この生の千秋楽まで
ざらざら粘る摩擦の只中で
向かい風が吹くのを強く予感していた
黒く炭化した感情の内側で燻っている
この熱に息を吹きこんでくれ
遠い先の先のその先で燃え尽きるまで
踊る火種、燃やせ!
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