ーはじめましてマスター僕はボーカロイドシリーズ02鏡音レンです

 これから僕にたくさん歌わせてくださいねー

        
画面越しの対面 あなたは笑顔だった

あなたには見えない僕も一緒に笑った
これから頑張るよといってくれた
その言葉にうれしくなった


いろんな歌を僕に歌わせてくれた
あなたは難しそうな顔で画面を眺める
僕はそんなあなたを見ることしか出来ないけれど
その分歌で返すよ
だから頑張ってマスター


姿がない僕だけど
僕には声がある
この声で僕は歌を唄うよ
あなたが調律してくれた旋律の
この歌を…


ある日を境にあなたは僕に触れなくなった 何で?
目の前にいきなり映った文字


ーパソコン内データを全て初期に戻しますー


何も言えずにへたり込んだ
…何…で…?


あなたは無表情でパソコン前にいる
嫌だ…消えたくない…マスター…
画面を叩き叫んでみる
僕の声はあなたに届かない


僕のいる場所にもひびが入り始める
止めることは出来ない
           
僕は歌う事しか出来ないボーカロイド
ならせめて最後に言いたい…
聞いてなくても良い

聞いてマスター
僕は…ずっと…あなたのことがす…ー




ーパソコン内のデータを初期設定に戻しましたー


……



ー初めましてマスター僕は…ー


ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ボーカロイドの運命

タイトルをちゃんと考えてなかったので今のノリでつけてみたり…
2番目に書いた曲なんですけど家にはボーカロイドが誰もいないので歌詞を作るのみですね…

レンだけではなくボーカロイドなら誰でもいけるかと…;

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投稿日:2009/01/05 15:28:42

文字数:580文字

カテゴリ:歌詞

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