その家に 住んでるってさ
幸せをもたらしてくれる
遊ぼうってさ 嬉しいけどさ
下心が見えているんだ

泣く泣く泣きぬれた 古い着物
小さな少女 ブランコに座る
「おいでよ」
その手を差し出した主は 優しい目をしていた

その家族は厳しくて 彼女はいつもこき使われて
可哀想だ 私の優遇さを彼女に
「分けようか」
首振って微笑んだ主は 優しい目をしていた

その家に 住んでるってさ
幸せをもたらしてくれる
遊ぼうってさ 誘うからさ
たまには笑ってみようよ

泣く泣く泣きぬれた 彼女はもう
小さな少女 絶望に落ちる
「出ていく」
その声発して私は 優しい目を探した

あの少女は優しくて 自分にご飯を分けてくれて
もう嫌だ 彼女の優しさは二度と
「帰らない」
首振って微笑んだ主は おかえりと呟いた

その家を 出てったってさ
幸せをもたらして
召使にさ 笑顔を渡し
静かに消えて行った

あの子はもういない
彼女はもういない
あの子はもういない
彼女は…

いる

信じた信じた願いは叶った
優しい彼女は 目の前に
同じ人になって 私の前に現れた
これからは一緒にいようよ
約束だよ 指切りしよう
住む家をまた探そうよ
寂しい空しい思いは 消し去っていこう

あの家に 今度は住もう
幸せをもたらしてあげよう
泣きぬれた あの子の笑顔を
取り戻しに行ってあげよう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

借家の少女

座敷童をイメージして。
座敷童って不思議ですよね、いろいろ。
この歌詞の座敷童は男の子です。

閲覧数:61

投稿日:2012/07/07 23:28:44

文字数:593文字

カテゴリ:歌詞

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