あ・・・
リンは、入りかけた教室のドアを閉めた。
放課後の廊下は、暗くて、寂しかった。
その廊下を駆け抜けながら、思った。
私は、なんて馬鹿なんだろう、と。
リンは、家に着いてもさっき見たことが信じられず、
「どうしたの?顔色悪いよ?」
というミクの問いにも
「大丈夫・・・」
と、上の空で答えた。
3階にある部屋にあがっても、さっきの光景が頭の中でぐるぐる回っていた。
隣のレンの部屋からは、物音一つ聞こえてこない。いないと知っていたのに、そう願っていた。
さっきリンが見たのは彼だったのだから。
リンが教室の中で見たのは、レンと、リンの親友だった。
二人で窓に寄りかかり、何かしゃべっていたのだ。
話に夢中だったので、リンには気がつかなかったらしい。
それを見て、リンはもう何も考えられなくなり、家へ帰ったのだった。
そう、私は馬鹿だった。レンはモテる。知っていたはずなのに・・・
「レン、お帰りー」
ミク姉の声でレンが帰宅したのを知った。
階段を上ってくる音がする。
こないで、とつぶやいた。今、一番会いたくないのはレンなの。
そんなつぶやきが聞こえるはずも無く、隣の部屋のドアが開く音がした。
いつものように荷物をみんなベッドに投げ出すドサドサという音。
ドアが開き、閉まる音ー・・・
え、
たった一声を発声する間もなく、ドアが勝手に開いた。
次の瞬間、リンはレンの腕に包まれていた。
「なんで先に帰ったんだよ」
声が、少し怒っていた。
「なによ!そっちこそリンのこと忘れてたんじゃないの」
いつも、思っていることと違うことを言ってしまう。違う、こんなことが言いたいんじゃない―――――――――・・・
「え?」
「いいフインキだったじゃん」
レンが、ゆっくり腕を引いた。
「一体、何のこと・・・」
「楽しそうに話してたじゃん。教室でさ」
レンの動きが固まった。
やっぱり・・・
そうでなければいいと、願っていたのに。
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