「都会の駅前じゃ黒猫が
唄を唄って稼いでいる」
そんな噂を真に受けて
オイラも唄を作っている
手鍋に水を張り→火にかける→
しばらく放置で出来上がり
「それが温もり」と教えてくれた
髭面じじぃはもういない
「愛するものだけを手に入れりゃいいのさ」
と、チェロ弾きは嘘をつく
額に手を当てて、泣きじゃくる
母は黙ってネオンの中
「それが愛なのかい?」黒猫が笑う
オイラも笑って歌いだす
愛する人さえも傷つけてボクら
ゼロになって位置につく
「愛するものだけを手に入れりゃいいのさ」
と、チェロ弾きは嘘をつく
嘘つきがチェロを弾く
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