窓の外 一点の 青をみつめ
たゆんだ綱渡り 平行な黒
ガラス一枚が分厚い
エアコンの温度は 外気温マイナス2
透明な殻に座って 不貞腐れる
あの日見た 飛行船
青に似合うのはあれくらい
余裕綽々な白い弾丸
僕は溶けるだけ
青の中 溺れて
青の中 生きていく
歪な形の陽の光
そこにあるはずの酸素を探して
青の中 生きて
青の中 沈んでく
まっすぐじゃない光が
僕の背中のガラスに 届いた
窓の鍵は開いていた 気づかなかった
ガラスに吸い込まれる 光のぬくもり
平和はもう諦めた
昨日見た 飛行船
白い腹見せて 僕の真上だ
鯨のサイズ 油断はしないさ
僕は ただ
青の中 溺れて
青の中 死んでいく
クッキーの型で水をきる
抵抗を掴んで ただ進む
青の中 死んで
青の中 ひとりぼっち
酸素がないこの世界で
僕は僕の居場所を見つけた
僕に許されたのは
この場所 青の片隅 それだけ
青を抜け 青を駆け
青に生きるには 十分な世界
青の中 溺れた
青の中 殺した
あの僕の背中は確かに
暖かかった けど
青の中 溺れて
青の中 殺されなきゃ
背中だけじゃ物足りないって
言わせて貰えなかった
青の中 溺れて
青の中 生きる
僕の僕だけの僕にしか
許されないこの青を
ください
コメント0
関連する動画0
ご意見・ご感想