少年は居る 鈍色の空 黒色太陽 錆びた大地に
少年は見た 人々の笑み 媚びた大人 赤い絆を
少年は聞いた 鋭利な音 迷わぬ罵声 心無い声
少年は育った 笑顔の仮面 物言わぬ声 聞こえない耳

曲がったままの少年は世界への興味を失った
心が見えない少年は他人へ信頼を寄せなかった
目を閉じた少年は周りを見ずに独りで歩いた
声を出さない少年は全てを拒絶し続けた

少女は居る 春色の空 白い太陽 命の大地
少女は見た 幸せの笑み 優しい大人 信頼の関係
少女は聞いた 柔らかな音 共感する声 愛情の心拍
少女は育った 素朴な笑顔 素直な声 聞くための耳

まっすぐなままの少女は世界への興味を膨らませ
優しい心の少女は他人をすべて信じ抜いた
目を輝かせた少女は周りの手を引き歩きだし
幸せな声を持つ少女は全てを感受し続けた

黒い世界の少年と 白い世界の少女と
白黒世界の真ん中 出逢い
少年の瞳が少女を見つめ
少年の声が少女の名を呼び
少年の耳が少女の声を聞いた

そこに溢れる色の世界

少年は気づく
空には色があったのか
大地に草があったのか
大人に優しさあったのだ
他人を信じていいのだろう

優しい笑顔 幸せな時間 ゆるやかな感覚

少年は聞いた
僕は何を見たのだろう
少女は言った
悪い夢をあなたは見たの

少女は聞いた
愛情の音をあなたは聞いた?
少年は言った
愛情、それは何を指してるの

少女は言った
愛情、それは、幸せの証
少年は聞いた
僕は幸せに、なれるだろうか?

少女は笑った
人は誰しも 幸せになれるのよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

少年と少女の質疑応答

幸福を知らない少年と、不幸を知らない少女。

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投稿日:2012/09/01 21:21:17

文字数:667文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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