花のない世界

投稿日:2013/07/28 22:36:45 | 文字数:1,010文字 | 閲覧数:252 | カテゴリ:歌詞

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――――ふたりはきっと、幸せだった

「eversion」というフリゲを元に作った、ホラー風味の冒険譚。
ネタバレかもしれないんでゲームやろうと思ってる人は読まないでね。

結末がどっちに転んでもバッドしかないと言われてますが、私はやはりこれでよかったんだと無理やり自分を納得させました。
“綺麗”で“美しい”だけが真実ではないと思うのです。でもどんな姿になっても、きっと親子の愛は本物だよね。

こんな詩がピアプロ70作目だと・・・っ?

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TEXT
 

青嵐 カライスは幸せを奪った
花盛りの大地に僕だけが一人
何も言わぬニンフと嘆くのも飽きたから
岩の裂け目をくぐって鏡の裏の世界へ

そこは何もかもが牙を剥く穢れた悪鬼(あっき)どもの世界

C.Q. C.Q. I’m finding you, mama きっと見つける、いつか探し出す
幻覚は揺れて巧みに誘い 恐怖と怯懦が心を侵してく
幼い勇気で邪を払い 散らした花は道標がわり
だけどもそれも夕刻の川風に吹かれて枯れていく


何もかもが裏返しの壊れた世界
荒廃した砂漠は青々と続いてく
血染めの短剣(ナイフ)手に笑顔も忘れてさ
ただあなたに会いたくて 月へと飛び跳ねる

悪鬼どもに裂かれると言う痛みではなく ただ不安と寂しさで頭の中は混乱する

C.Q. C.Q. I’m finding you, mama どこにいるの行ったの 生きているの
藍天と彩花は姿を消し 動揺を見透かし赤い手が招く
夜鳴き鶯を突き刺して 茨を踏んで川渡り
やがて夜に聳え立つ黒い岩戸へと辿り着いた


軋む、雷鳴、感応する間もなく 一筋の闇が溢れ出てくる
背後で蠢く魔の気配、竪琴が挽歌を歌ってる
裸の老婆は黄色い歯を剥いて嗤う
“死ぬ準備はいいかい坊や ここから先へ行けばきっと魂消(たまげ)るよ”

ようやく巡り会えた あなたの姿は変わり果て
“ここが真実の世界です”と嗄(しわが)れ声で笑う
黄泉平坂(よもつひらさか)、もう戻れない 散らしてた桃の花の跡はない
望んでない結末に触れたあなたの手はあの日と同じ

温もりが宿っていた


C.Q. C.Q. I’m finding you, mama やっと見つけた、そして失った
ああ壊れていく色彩のエデン 光はもうこの目には映らない
頽(くずおれ)れる僕にあなたが囁いた“綺麗なだけが、世界じゃないの”
・・・今分かったよ十分、だからもう一度抱きしめて謝らせて

C.Q. C.Q. I’d found you, mama 鼓動が薄い肌通して伝わる
毒の花から身を守るために 偽った肉体が剥げ落ちていく
千年の呪いが解けていく あなたの護りももういらない
どんなに醜くても光失くしてもあなたがいる世界が僕の生きる世界だ

最後の幻想の花は闇に散らされて
これからは二人、いつまでも一緒だね
“狂気”と称される結末でももう構わない
鏡の裏の世界であなたの愛だけが変わらなかった

青い物が大好きなしがない詩書き。
まったり気まぐれに、ひねくれた文章を書いてます。基本的に冷めてる。でも時々ふっ切れる。
お気に召しましたら読んでくださいませ。

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