悪の召使
~ドSな召使様~
あらすじ
俺がリンに再会すると、リンは国の女王になっていた。俺は、リンの傍にいたいがためにリンの召使になった。
第三話
部屋を掃除したあと、嬉しそうにケーキをほうばるリン。
…そんな甘い物が好きか…太るぞ…。
俺は傍で眺めていた。
「リン様、ほっぺに生クリームが付いてる」
俺は、指で取ると舐める。
上質な生クリームだな。
一絞りいくらだよ。
「レンも食べればいいのに…。こんなに美味しいんだよ。」
リンは、眉を曲げて言う
「俺は、リンがほうばってるの見てるので十分。それに、太りたくないしな」
俺は、やっぱり意地悪な言い方しかできない。
「太りたくないって、なによー!!」
リンが走って追いかけてくる。
「リン様、転ぶ転ぶ!」
そういうと、リンは早速ドレスを踏んづけて俺の上に転びこむ。
「ほらぁ~。」
「ご、ごめん」
リンは、真っ赤になりながら俺から離れる。
「リンさ、好きな人いんの…?」
俺は、無性にそれが気になった。
「いるよ!海の向こうの王子様~♪」
…なんだよ、それ。
無性にイラだちが止まらない。
なんで、あんな奴なんだよ。
―――1年前
俺は、まだ施設にいた。
毎日、イラだちは止まらずその辺の不良に喧嘩を売っては勝っていた。
そんなある日、目も髪の毛も青い美少年が施設に来た。
女子は、アイツにベタぼれ。
彼は、俺に興味を抱いたらしく色々な質問をしてきた。
「なんなんだよ。不良がそんなに珍しいかよ。」
「まぁね。喧嘩して、何になるんだい?」
彼は、俺に向かってそう質問してきた。
‘喧嘩して、何になるんだい?’
そんなの知らねぇーよ。
俺は、答えられなかった。
質問の意味が、わからなかったから。
俺は、その後も関わってくる彼とは仲良くできなかった。
でも、そんなある日。
彼は、荷物をまとめていた。
話によると、海の向こうの国に行くらしい。
俺は、その時アイツをどうも思わなかったケド…今じゃモテモテの王子か。
ったく、なんだよ。
あぁ~イライラする。
なんつーか、アイツがムカつく。
別に、リンとアイツにヤキモチなんかじゃねぇーけど…クソッ!モヤモヤする
バッ!
「レ、レン!?」
俺は、なんとリンに抱きついていた!?
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