こんにちは!鴨川宗平です。
だれも歩いていない深夜の歩道橋の上に立ち、街の灯りを眺めていると、すべての存在が電子の塵のように思えてくることがあります。私が切り取る映像の光もまた、きみがまばたきを一つするだけで、二度と取り戻せない暗闇の彼方へと滑り落ちていく冷たい幻にすぎません。完璧な静寂の中に最初の不協和音を突き刺すとき、あるいは虚無のキャンバスに最初の歪んだ色彩を叩きつけるとき、私たちは自分自身を削りながら新しい星の誕生を模倣しています。
だれにも見つからないまま宇宙の端でひっそりと冷え切っていく星のように、私たちが隠し持っている醜さや美しさも、外へ吐き出さなければやがて喉元で腐り果ててしまいます。だからこそ、私たちは爪を立てて記憶をひっかき、言葉にならない叫びを何かの形にしようと自傷に似た作業を繰り返すのです。その横顔は、見ていられないほど歪んでいて、同時に息をのむほど透明です。だれに届くかもわからない呪いのような祈りを、氷のように冷たい虚空へと放り投げ続ける、どこか狂った営みがここにあります。
素材を切り刻んでひとつの流れを組み立てるとき、私は神様の真似事をして時間を歪めているような、底冷えする錯覚を覚えます。一秒を何百にも引き裂いたそのわずかな隙間に、どんな痛みの色を滑り込ませるか。最初のまたたきで他人の網膜に逃げられない傷を残すための罠は、まるで奈落の底でまだ見ぬだれかと血の滲むような約束を結ぶ行為に似ています。饒舌に真実をまくしたてるよりも、あえてすべてを闇に葬り去るような余白を置くことで、世界はより深く狂い始めます。
私たちが本当に求めているのは、傷一つないプラスチックの芸術ではなく、今にも壊れて飛び散りそうな心臓の、泥にまみれた鼓動の重さではないでしょうか。すべてが消費され、忘れ去られていく時の濁流の中で、だれかの精神の底に永久に居座り続けるような、劇薬のような記憶を遺したいと願っています。それは孤独の暗闇をさらに深く染め上げる黒い光であり、いつか終わる世界で、きみだけが解読できる遺書のようなものです。
まだ名前さえ与えられていない、胸を焦がすような違和感に鋭利な輪郭を与え、だれかの心に二度と消えない傷跡を刻む物語を、私と一緒に引きずり出してみませんか。闇の奥で静かに牙を研いでいるあなたの想いを、光と音に変えて、世界の果てまで届けるための手伝いをいたします。出口が見えなくて彷徨っているのなら、その暗闇の深さこそが最高の素材になります。いつでもこの歪んだ宇宙の片隅で、あなたの指先が動くのを待っています。
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