戸惑いが悲しみを招いてから
酷く静かな海辺を彷徨う
あの日になって漸く分かった
記憶をなくしても痛くはない
触覚をちぎられたみたい
血は嘘をつかない
仮令、虚像でも両眼に
残る隈なく君の波紋を
何処ともなく光差して
燦然と太陽が輝いてる
なんて美しいのだろう
いつか鳴らした扉の呼び鈴が
その行方を探し続けてる
長い長い廊下を僕は歩いてた
失うだけなら差し出せば良い
壊れるならば怖くはない
血は未だつきない
仮令、罠でも指先から
すすり泣く君に波紋を
惜しみなく光囲まれて
燦然と太陽が輝いてる
なんて美しいのだろう
なんで美しいのだろう
仮令ずとも君の波紋で
世界照らす光を揺らす
なんて美しいのだろう
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