第5話「初めての家族 壱」


―「(とにかく【世界】については、理解した
まー、まだ色々と残っているが・・・)」

白き世界で
ぽつんと座りながら
俺は、ミクに話された事を
頭の中で整理していた。

「・・・・・・・」

「そんなに、深く考えることも無いよ。」

「ん?そうなのか?」
気がつけばミクが俺を背もたれにしていた

「うん!だって
もうすぐ完成するもん♪」
ミクは笑って答える。

―――――――――――――――――

「あっ!そうだ!
ミク!お前さ、初めて会ったとき
【妹】って言ってたよな!?」

俺はミクと初めて会った時の会話を
思い出した。

「うん!この世界では
兄さんの妹だけど・・・」

「なんで妹?てか兄さんって・・・」

「それは・・・」

「ミク姉ぇぇぇーー!」

タタタタタタタタタタッ・・・

「うわっ!ちょっと待った!リンちゃn!」

ドテンッ!!!!!

ミクが言おうとした。
そのとき、ミクに黄色い髪の女の子が飛びついた

「ミク。大丈夫か?」

「うん!大丈夫♪」

黄色い髪の女の子に押し倒されたミクは
何だか、嬉しそうだった・・・
例えるとしたら、久しぶりに会った姉妹みたいな感じだった。

「おい!リン!
いい加減どけよ!ミク姉がしんどいだろ。」

そう言うのは同じ髪色をした男の子

「うるさいなー。レンは黙ってて!」

「はぁー・・・
まったく。と、その前にだ」

そう言うと男の子は
俺の方を向き

「俺は、鏡音レン
ミク姉の弟=お前の弟だ。よろしくな」

「おう。よろしく」
中学生(ぐらいに見える)にしては
しっかりしてるなと思った俺は
流れ的にレンと握手をした。

――――――――――――――――――――
一方・・・ミクと黄色い髪の女の子は?というと。

「もう。ミク姉、遅いんだから」

「ゴメン。ゴメン
色々説明してたら。ねっ」

「新しい兄貴どこなの?」

「うん。リンちゃんが
どいてくれたら会えると思うよ・・・」
私がそう言うと
リンちゃんは、すぐにどいてくれた。


―――――――――――――――――――――


「君がリンだっけ?
レンのお姉ちゃんの・・・?」
俺は、そう言い【リン】と言う女の子に
話しかけた

「うん♪
あたしが、鏡音リン
レンの双子の姉で、ミク姉の妹♪」

「と言う事は、俺の妹か?」

「うん!
・・・で、なんて呼べばいい?」

「音波 奏だから
【カナ兄】でいいんじゃない?」
レンが、そう言うと。リンも納得し
結局、俺は【カナ兄】と呼ばれることになった。

ー――――――――――――ー――――――――――――

妹二人に弟一人
俺に初めて家族ができた。



ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

音♪5

第5話です^^

【兄さん】と聞いて青いマフラーと思った方、すいません(汗)
でも、ちゃんと出ますんで。はい。

ちなみに、ミクに【兄さん】と呼ばせたのも
気分です。はい、すいません。

閲覧数:147

投稿日:2010/08/20 09:27:06

文字数:1,137文字

カテゴリ:小説

  • コメント2

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  • ムギ

    ムギ

    ご意見・ご感想

    キャーっ 双子きましたね!!
    もうこの物語のイメージ画描いちゃっていいですか?
    だめなら諦めますが^^;
    この物語、悪の娘と一緒に発売すれば人気でますよー

    2010/08/24 14:05:13

  • りり

    りり

    ご意見・ご感想

    こんばんは~★第1話から拝読させていただきました♪
    小説書いてらしたんですね!オリジナリティがあっていぃと思います(^^
    作家さん志望?ですか!私お話を考えるのも文章を書くのも苦手なんで
    すごいなぁと…(*^^*)

    2010/08/22 22:38:05

    • ☆ユキ月花☆

      ☆ユキ月花☆

      >りり様
      メッセージありがとうございます^^

      お褒めいただき恐縮です♪

      2010/08/23 10:17:32

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