彼が愛しているのは太陽の光で輝く彼女
赤に 青に 緑に 黄色
見せる表情は様々で
全てが憎いほどに鮮やかなの

普段は呆れるくらいに素直なのよ
彼が絡んでさえいなければ
その美しさを私は褒めたわ

嗚呼 溶け込んでしまいたい
彼の焼きつくような熱い眼差しを
彼女のように全身で感じたいの
だから何度だって頬をすり付けるわ
この身が溶け込んでしまうまで


彼が慈しんでいるのは月の光で輝く彼女
白に 黒に 茶に 紫
放つ色気は際限なく
全てが妬ましいほどに魅力的なの

普段は馬鹿みたいにいさぎがいいのよ
彼が絡んでさえいなければ
その魅力を私は褒めたわ

嗚呼 溶け込んでしまいたい
彼の無骨な手の感触を
彼女のように全身で感じたいの
だから何度だって身体をすり付けるわ
この身が溶け込んでしまうまで


少し冷えた温もりも
少し薄い唇も
少し冷やかな気配さえも
私は彼女のようには貰えない
どれ程深く願っても
この身が溶け込む術は無い

嗚呼 溶け込んでしまいたい
狂ってると言われたって構わないわ
彼の全てを手に入れたいの
だけどどんなに願っても
彼女に溶け込む事ができないの


だから彼女に深く口づけするわ
いつか彼がそうするように……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

溶け込む

未コラボ作品。

社会人コラボのイラスト祭りにて、とあるイラストを元に作成した詞ですが、コラボしている作品ではありません。

閲覧数:123

投稿日:2010/10/11 17:49:18

文字数:523文字

カテゴリ:歌詞

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