夢を描いて繋いだ笑顔
ぶち壊したやつは僕だった
切迫する恋愛の最期
感情だけで逃げてしまった

よく知らぬ街のネットカフェで
笑顔も寝顔も忘れていた
その時微妙な静けさに響く
着信音

死を選んだらしい
気づけば泣いていた
心にもう愛は
無かったはずなのに

まだ別れを告げていなかった
またやり直せたならよかった
結局駄目と分かってたから
「関係ない」と逃げてしまった

二人の間で築いた夢想
ハリボテの隙間気づいた嘘
過去を整理してようやく読むと決めた遺書

『あなたの存在が生きる理由でした』
僕なにやってんの？
逃げなきゃ生きてたの？

ずっと前に僕の心から
君への愛は消えていたのに
あのときの君は僕のことをまだ信じた

僕の行動で
人が死んでしまった
それが怖かった
僕だけが悪かった

死を選ぼうとした
気づけば泣いていた
君の口癖が
僕の足を止めた

『もっと慎重に行動しようよ』