ひぐらしが鳴く頃に 気がつけば
見えない相手と遊んでいた
一人一人と消えて行くかくれんぼは
最後の一人になるまで続いた

秋の匂いがする季節が誘う日常
明るい灯に目を細めて眠りつく

ひぐらしの鳴く頃は赤い夕日の暮れる頃
その耳で聞いてごらん秋をつげる声が
ざわめく木々が葉を散らし風を受けて
季節を想う人々を一人一人のみこむよう

一人一人と消えていくかくれんぼは
寒空の下で凍える体をかがめ
数をかぞえる指は固くなる

秋の匂いのする季節が誘う日々
暗くおぼろに 目を細めて帰りつく

ひぐらしの鳴く頃は赤い夕日が暮れる頃
その耳で感じてごらん哀しさつげる唄が
ざわめく木々を揺らし葉が散らぬる

ひぐらしが鳴き終わるまで続いた
最後の一人は誰?姿は薄く
夕日は沈み消えた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【曲募集】ひぐらし

ひとりかくれんぼをテーマに書きました

閲覧数:169

投稿日:2019/01/04 10:34:43

文字数:338文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました