A
悲しい歌で溢れるこの街は
曇り空がよく似合うよ
悲しみの張り合いをしてみたって
誰も幸せにはなれないけれど

B
それでも少しだけ
ほんの少しだけ僕は
誰かの悲しみに触れることで
君のことなんて考えなくて済むんだ

S
ああどう説明したらいいのか
うまく言葉では言えないけれど
ただ君と聴いたあの日の歌が
ほんとは悲しい歌だって今知ったよ

A
優しい嘘で満たされてく空に
天気雨が虹をかけた
戯言を欲して、突き放して
何が幸せなのか分からないよ

B
僕らは少しだけ
ほんの少しだけズルい
誰かの憎しみに触れることで
自分の愚かさ思い出さずに済むんだ

S
ああどう言い訳したらいいのか
きっと全部墓穴なんだろうなぁ
そうだ、君と聴いたあの日の歌が
ほんとは悲しい歌だって君は知ってた？

LS
ああどんな言葉で伝えようか
バカな台詞しか浮かばないんだ
ただ君と聴いたあの日の歌が
こんなに悲しい歌だって今知ったよ

ああ君と聴いたあの日の歌が
こんなに美しい歌なんて、今さらだよ...