「何年経った？」って数えるのも
野暮なくらい時が経った
「また明日ね」と言った人が
去るのをずっと眺めてた
変わる時代に変わる自分に
臆病になっていたんだ
怖かったんだ、どんな私も
好きになってくれる人など
いないと思っていたから　

変わらないを望んでも
都合良く変えられて
「あなたに気持ちなんてないの」と
置き去りにされたまま

夢の中みたいな空間(ばしょ)で
時は経って　声も変わって

たとえ姿が変わっても
嫌わないでいてくれますか？
私の進化があなたの望んだものじゃなくても
「もういいよ」って離れた人を追い疲れていたんだ
繰り出した別れ道　私(ここ)に繋げれたらいいのに

儚い世の中だから必然を願えば壊れてく
約束された魔法の未来が解けることだってある
諦めれば心には安寧が訪れるけど
掻きむしって膿んだ傷みに依存する方を選んだ

何もできず苦しめるから「やめた方がいいよ」と
愛されたいのに嘘をつく
言い淀む「たとえどんな私でも…」

「何年経った？」って笑う人と
笑い合うだけで良かったの
繋げた声　広がる音
その重みに耐えきれなくて
変わる時代に変わる自分を
盾に遠ざけようとした
怖かったんだどんな私も
好きになってくれる人など
いないと思っていたから

たとえ

たとえ姿が変わっても
どれだけ時間が経とうとも
変わらないこの惑星で
ともに歌ってくれませんか
「もういいよ」って包んで
溶いてよ冷たい心を
言い淀んだ言葉は
「たとえどんな私でも
側にいてずっと愛してほしい」