飛び込んで逆さになった世界から
兎の唄と空と一片の羽根
土手っ腹に打ち込まれた嘘も
檻の中で聞こえた噂も
消し飛んで雨上がりの泡沫

代わる代わる摩天楼の影
昨日嗅いだリモネンの香り
気が付いたらこの狭いレモンの躰を浮かべた

僕ら幽霊船の夢の中 遥か水平線の向こう側
蒼白い航路を照らしたなら突き進め!
ここは幽霊船の夢の中 かすかに透明な鐘の音

言葉だけじゃ伝わらねえぞ!

飛び散ったコッペン拾って祈る
錆びついた缶に一杯のリカー
すきっ腹に流しこんでから
火照った頭で独り言ちた
それがどうした未練だって断ち切って畳んで裏切って

燃えて明るく唸る摩天楼の影
近づいてくるピネンの香り
眼を開いたらこの狭い宙へと躰を浮かべて

僕ら幽霊船の夢の中 まずは重力圏の向こうへと
仄暗い航路を照らしたまま突き進め!
ここは幽霊船の夢の中 確かに透明な鐘の音

ここじゃもう言葉はいらねえぞ!

野辺の送りに心臓踊る
狂い咲いた脊髄の記憶
見送ったらこの狭い抜け殻にさよなら告げて 

僕ら幽霊船の夢の中 未踏の地平線も乗り越えて
光さえ追い越して彼方へ突き進め!
ここは幽霊船の夢の中 やがて空想で見た鐘の色
荒れ狂う静寂の中へと続いていく

そしてまた繰り返す
世界へと引き返す
ほら、またすぐに会えそうだ

『僕ら幽霊船の夢の中 ノア! ノア!』

明日は言葉で分かり合えるぞ!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

僕ら幽霊船の夢の中/鏡音リン

https://nico.ms/sm36423262

の歌詞です。

閲覧数:807

投稿日:2020/03/06 21:40:15

文字数:593文字

カテゴリ:歌詞

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