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まだ幼い私には何も出来なかった。
ただ、怯えていた。
遠い地にありながら、次はいつかと震えていた。
けれど、その地に暮らしていた人たちは逃げる事が出来ない。
崩れ去った街を見て、彼らは何を思っただろう。
大切な人を失ったかもしれない。
自身も深く傷ついたかもしれない。
それでも今、故郷へ帰りたいと望む人がいる。
何が彼らをそうさせるのだろうか。
きっとそれは経験した人にしか分からない。
たとえ最後に見た姿が廃墟でも、名残りすら失われていたとしても。
ただ強く、故郷を想う気持ち。
あれから15年が経った。
彼らの戦いはまだ続いている。
幼かった頃の記憶は薄れ始めた。
私に残っているのは強い恐怖心と、友人と話した被害の内容くらい。
時間とは残酷なもので、いつまでも変わらない流れであり続ける。
だが、私達は忘れてはいけない。
この日、多くの命が消えたことを。
多くの人が傷つき、大切な何かを失ったことを。
知らない人も、覚えている人も。
もしこの日に対して残る何かがあるのならば。
それを決して忘れてはいけない。
―――深く、自戒を込めて。
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なぜだか分からない この想いだったんだ
でもさ 言えないのはわかってるんだ
だから 仲良い友達として それで終わろうii
中川 清燕
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