「マスター。ご飯出来ましたよ…って、何してるんですか?目なんか閉じて」


「あ、テトさん。ちょっと黙祷を…」


「なんで黙祷?」


「うん、今日は23日だから」


「…ああ、確かマスターの故郷は…」


「そういう事。別に伝統を重んじる訳じゃないけど、なんとなくね」


「じゃあ、その花が前に言ってた物ですか?」


「そ、これが月桃(げっとう)。実家から送られてきた」


「…なんか独特な香りですね」


「まあ、虫除けにも使われる事も多いからね」


「でも、嫌いじゃないですよ」


「気に入って貰えて良かった」


「それじゃあ、そろそろご飯にしましょう。レン君達、呼んで来てください」


「ねぇテトさん、知ってる?」


「何ですか?」


「月桃の花言葉は、『爽やかな愛』なんだって」


「…それで?」


「ほんの気持ちです」


「プレゼントとして貰うには、少々不恰好ですね」


「いやいや、気持ちが大事でしょう」


「一応私の性別、知ってますよね?」


「テトさんだから、贈りたいんだよ」


「それは、『爽やかな愛』と言えるんですか?」


「言えないかな?」


「はぁ…とりあえずは、素直に受け取っておきます」


「…嬉しくなかった?」


「………貰って嬉しくない物を受け取るほど、私は優しくはないですよ」


「それじゃあ―」


「分かったら、早くレン君達を呼んで来てください。ご飯が冷めますよ」


「ラジャー、相変わらず素直じゃないなぁ…」


「口にしたら、絶対調子に乗るからですよ」


「ん?テトさん、何か言った?」


「いいえ、何でも」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

月桃の花言葉

個人的に、ツンデレっぽいクーデレなテトさんが好きです(ノ∀`)

今日に間に合わせる為にまたまた台詞のみ…あ、手抜きって言わないで…(泣)


ちなみに、元ネタは「月桃の花」という歌から。はい、地元ネタですね…まあ、今住んでる場所は全然違いますが(笑)

「慰霊の日」という公休日で、学校がお休みの日なんですよ。この日はお昼になると、大体は黙祷してましたね。何とな~く、しないといけないかなぁぐらいの感覚で(-∀-;)

月桃は虫除けだけじゃなく葉を乾燥させて香り袋にしたり、餅を包んでムーチーというお菓子(?)を作るのにも利用されてます。

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投稿日:2010/06/23 08:12:11

文字数:703文字

カテゴリ:小説

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