ふらふらと歩き街並みを眺めながら頭の中で考えるんだ。
歩いている人々をいかに早く殺せるか、そんなシュミレーション。
実行に移したらいかに面白いかと、笑みをこぼした。
「こんな僕でゴメンね」
今日も嘘を口に含んで普通を装う、君だってホントは僕と同じことを考えているんだろう?
君しかいらない、だから毎日頭の中に浮かぶのは赤く染まった街に
楽しげに歩く僕ら二人。
いつか叶えてみせるよ、君のためだから。
簡単に終わったら楽しくない、
僕を少し痛めつけてくれるくらいじゃなきゃいらないよ。
その痛みを何十倍にして返したいんだ。
苦痛にゆがむ顔をよく見せてよ、歓喜に沸くその日が待ち遠しい。
異常だって?僕はただ欲求を満たしたいだけだよ。
欲求を満たしたい、満たしたい、満たしたい、満たしたい、人間なんてそんなもんじゃないか。
ルールで縛っても本能に勝てるわけはないだろう
街にひっそりなる秒針の音を感じながら今日も笑顔を張り付けて、
「あともう少しだよ、楽しみだね?」
一人つぶやいたよ、どこかで爆発音と叫び声が聞こえた気がして笑いが止まらない。
「始めようか」
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