ボクの目前に 空いた穴
ただボクの中と繋がっていく
悲しいほどにその穴は
大きくなって
ボクを呑み込んだ
ただ1人 この穴の中
自らの中に堕ちこぼれていった
悲しげな色に 染み込まれながら
ボクはただ その底に
いつか堕ちるのを
ただ待っていたんだ
ボクの目前に 垂れた糸は
秋の風に乗って流されていった
ボクの目前に 吊るされた竿は
秋の流れに揉まれて消えた
「笑えるか」と1つ吐き出して
ボクはその床に足をつけた
またいつか 狂うまで
ほんの少しの休息をとろうか
また床の底 叫び出す
分かりきった結果を 考えもせずに
その底で僕は再び
新たな穴に呑み込まれていく
新たな穴に
渦を巻いて
また暗く
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