月が見えた天井からぶら下げられた月
歩いても歩いても届かない幼きあの日
あれから何年経っただろう
赤ん坊のような指も低い視線も小さな歩幅も
もう失ったけれど

夢見心地の夜風が心の傷にそっと触れて
わずかばかりに痛むのはきっと君のせい――

閉ざされた扉はもう開かない
あの懐かしい夜道も同じだけれど違うから
そっと涙を零すの
虚構の四重奏(カルテット)

あのころはこの空の向こうに何があるか知らなくて
月は誰かが毎日取り替えているものだとばかり

そっと砦を抜け出してみるそこには微笑む女神
セレネは微笑みアルテミスは目覚めヘカテは眠りに落ちた

テルルの町は輝く世界サバトのお酒は甘い蜜で
シュガールは私の騎士(ナイト)
私の手を取りそっと跪く
デーモンは元は神様だったらしいし
なにより実は幸運の神様らしい
不幸が幸運を運ぶなら
私は不幸を選びたい

閉ざされた扉はもう開かない
あの懐かしい夜道も同じだけれど違うから
そっと涙を零すの
虚構の四重奏(カルテット)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ルナティック・シンドローム

病気の女の子の話
助からない話

閲覧数:85

投稿日:2011/04/17 09:53:27

文字数:436文字

カテゴリ:歌詞

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