研究-ジュウサンガツ放浪記

ハッと目を覚ます 光が差す 午後の陽射
謀りし私達(にんげん)の徒党の巡り突き刺す怒号の矢
ふと目に入るニュースを見て眉を顰める
「十三月一日、本日一位は蟹座の皆さんでした」

私だけ知らない、私だけ知ってる
十二月と一月の狭間にて巻き起こる
奇怪なORDINARY
脳内の暦すら裏切られ海の底沈んでは
孤独すら感じえず 蹲る
そう覚えた

街にでて見渡すも
変哲も不自然もありもせず
在るはずのない日々を
繰り返し送ってる彼ら(きかい)たち
キセイとか ジユウとか 謳いつつ
私達(にんげん)を 弾圧し こんな世じゃ
誰ひとり 気づかない 気付けない

もう今更遅いって
笑顔で嘘だと言って?
誰でもいいから腕を伸ばして!
ここから 連れ出して!
そして 時世に抗い散って
「これが運命(さだめ)だった」って
もう口が裂けても言わないで!
それでも声も届かないか

やがて萎れた花に水をやって
何にも考えなくなって
忘れちゃいけない人もいた...っけ?
消えていかないで!
「十三月の雪だ!」って
「今年は雪が多いね」って
そんなこと笑顔で話さないで!
声も 歌も なんて

最も適した「私が取る行動」は何?
恐らくは知ったかぶって
こんな日々に染まりきってみるだろう
おっと、でもこれじゃ擬・対話性に欠けている
毛頭、分析無しでは
今後の私の在り方諸々務まるわけがない、なんて

何か違う、何が違う?例に見た自問自答
適切に処理をして 解を出す
私達、ニンゲンは尊厳を持ちつつも
知識なる武略をも併せ持つ高尚な生き物で
彼ら(きかい)なぞに支配されるべきでない

突如にて考えの脈絡を飛ばしては
予期もせぬエスノセントリズムにも似る
思想が張り巡り思考すら
"高品な"
やめてくれ
"尊ばしき"
やめてくれ
"迎賓せよ"
やめてくれやめてくれ
やめてくれやめてくれ
やめてくれやめてくれ

「再起動します」

もう今更遅いって
笑顔で嘘だと言って?
誰でもいいから腕を伸ばして!
私を 壊して!
そして 時世に抗い散って
「これが運命(さだめ)だった」って
もう口が裂けても言わないで!
それでも声は届けたいな

やがて萎れた花に水をやって
何にも考えなくなって
忘れちゃいけない人がいたから
せめて笑顔で!
「十三月の雪だ!」って
「今年は雪が多いね」って
そんなこと笑顔で話さないで!
今年で終わりだから。
じゃあね
バイバイ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい
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研究-ジュウサンガツ放浪記

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投稿日:2022/12/22 00:03:39

文字数:1,036文字

カテゴリ:歌詞

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