蝉の鳴き声は掠れて
吹き抜ける風が心地いい
空は茜から瑠璃色へ
音もなく自然と変わってゆく
見慣れた景色も今いるこの場所も
いつの間にかなくなるのかな
袖を振れ思うまま
秋の夜長に身を任せて
夏の終わる匂い誤魔化すように
移りゆく季節の中空虚になる心の内を
見えないふりして踊れ
朝は日に日に遅くなり
薄い制服では頼りない
どこか懐かしさのある
笑い声が耳元でほどけていった
終わらない夢を見ているような
実感のない毎日が愛しい
裾を振れ心のまま
焦る思いに身を任せて
夏の終わる匂い打ち消すように
移りゆく時間の中空虚になる心の内を
見えないふりして踊れ
一幕の物語
もう終わりと知って
いつまでも続いて欲しい
そう願っていた
響きだす鈴の音が耳を揺らして
錆びついた現実が目を覚ます
袖を振れ思うまま
秋の夜長に身を任せて
夏の終わる匂い受け止めるように
移りゆく季節の中空虚になる心の内を
涙で満たして踊れ
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