グレースケールより

灰が散らばったようなこの両眼を死体が歩いてゆく
冷めた雪の季節の末日に水の底に落ちていく

夜の暗がりのような
終わりを感じさせる風景
音が聞こえなくなる瞬間に
全てが壊れる

潰れるの音
崩れてくこの絵画も
塗りつぶされた記憶も

溶けて消えていく
ただ何もなかったように
影と混ざって死んでく
灰色の雨間より

夢の中のようにぼやけてく
在りし日の記憶
深く沈んでゆくこの街で
息が止まってゆく

白んだ景色は空っぽの眼窩には映らず
揺れて踊っているような風はくぐもった熱を冷ますためにやってくる
忘れてしまっている悲しみや怒りの音すらも
或る末日の冷たい煙に埋もれて見えなくなっている
三原色だけが表面に浮き上がり
残ったのは平らに広がる空白だけ
灰色の霧が広がってゆく海の中へ落ちて行く
ただずっと、深く、深く。

溶けて消えていく
ただ何もなかったように
影と混ざって死んでく
灰色の雨間より

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

グレースケールより 歌詞

グレースケールよりの歌詞です

もっと見る

閲覧数:77

投稿日:2025/02/05 18:59:50

文字数:412文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました