影のある場所 選んで歩く
一人分の幅しかないから取り合いせめぎ合い
強い風が吹いてくる 平等に通り過ぎていく
僕らの戦いは世界にとってちっぽけで

思わず笑った
二人分の笑い声が響く

隣で見ていたあの空の色
記憶の片隅でずっと心を掴んで離さない
日常は過ぎて戻らないけど
あの日見た青は青いままだ

影法師が二つ伸びていく
夕焼け包む町に世界の終わりがよぎる
分かれ道は不安だ
未来を暗示しているよう
一人で暗い道を歩く

隣で遊んでいるその手のひらを
暑くて躊躇した後悔 掴んだ光景は夢だ
日常は過ぎて戻らないけど
「またあした」って手を振れたのなら
それが未来を照らす光だ

あの草の名前はなんだろう
あの虫の名前はなんだろう
上に広がる青は空だ 空の色が青だ
季節は夏だ 隣で笑うのが君だ
そうやって世界を認識する僕らだ

『いつも歩く道で転んだ時は
今まで見たことのない景色が広がっているから』

見上げた世界 差し出された手
そんな生き方に憧れたんだ

まだまだ届かなくて
背伸びして
あの雲に手を伸ばして
風に流されよろめいて
無意味と思った数々から
見出していけば追いつけるかな

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

夏に染まって

閲覧数:160

投稿日:2021/10/29 23:27:15

文字数:497文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました