呼吸を忘れて三秒間、耽る
感覚細胞が機能不全
記憶領域の最下層に
消されたはずの"ソレ"は有りました

"わたし"が生まれて十年間
思想を失った前任者
機械脳でも臓器は生き続ける
人は私をこう呼ぶ
ニューソリッド・ガール

ジョーシキとか知らないけど
ヒトの瞳は白一色しかないと、そう思ってた
あなたに出逢うまでは

ねぇその手はどうして触れられるの？
何も言わずに抱き締める
わからないただ何かが染まってく

出逢って触れ合ってはじまった
蘇る閉ざされた禁断の感情機構
制御の解除は許されない
待ち受くのはカタストロフな未来

間違いだ間違いだ
繰り返して言い聞かせる
それが正常思考
悲劇のエンドは報われない
答えは未だ偽ってる唇

虚空を見つめて十秒間
駆ける迷走神経が異常作用
去り際に残した言葉は
「私、フツウじゃないから…」

彷徨って時が経って
偶然擦れ違った
忘れるはずだったのに
溢れる想いが抑えられない
わたしを呼ぶ声
動きはじめた未来

また出逢って触れ合ってはじまった
蘇る閉ざされた禁断の感情機構
論理や倫理じゃ引き裂けない
氷の世界溶かしてくキューピッド

出逢って触れ合って
はじまった物語は結ばれ終わりを迎える
通したリングは永遠の誓い
二つの世界重なってく今
委ねてほら
本当の想いを答えてる唇