ずっと夢に見ている


造花みたいな世界だ 気が付けば情景に混ざっていた
どうかしている きっと暑さのせいだ
背景だって季節だ 彩りは憂鬱を隠したのか
どうかしていた 夢を見た
夏の日だ

造花みたいな世界を 気が遠くなるくらい歩いていた
赤い蝉の声が まるで怨嗟のようで
拝啓、茹だる季節へ 心も愛も不確かもわからないのだ
どうかしていた どうかしていたんだよ

人としてなんて ふざけた建前で
どうか人で在ろうとしたんだ

ただ、ただ夜を仰いでは思い出した 
赤い花火が見えた
今、今もまだ 霞んでは遠のいた 夏の日のこと
後悔をずっと夢に見ている

高架下塞ぐ今日は 焦燥が光源を奪っていく
どうかしている きっと悪魔のせいだ
心情なんて言葉は所詮雲の上だってわからないよな
そうだろ ずっとそう思っていた

君の白い傘を水の雨が叩いた
まるで誰かの救えない音楽みたいだ

ただ、ただ雨が夏雲を透過した
君の笑顔が泣いた
人でなしだろ 心の意味なんて空のまた向こうで
最低だ わかってんだ


人でなしでも叶えたい夢があった 何の価値もないけど
今、今はまだくだらない言葉だけが答えだから

ただ、ただ夜に染まるのが恐ろしくて
赤い花火を見てた
今、今もまた浮かんでは遠のいた 夏の日のこと
最低だ 忘れないように
後悔をずっと夢に見ている

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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ずっと夢に見ている(歌詞)

閲覧数:132

投稿日:2018/12/10 23:15:45

文字数:573文字

カテゴリ:歌詞

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