雨の駅で君は、他人に溶けていく。 
「もう一度」なんて届かなくて。
握りしめた絆、また一つ離れ、
沈黙がその隙間を染める。

あぁ、何もかも臆病なわがままのせいだ。
「誰か助けてくれ」と叫んでも、
差し伸べられた言葉も、
触れる手のひらさえ、
好きになれないまま突き放す。


孤独に濡れていく私の涙を、
知らないフリで見ていてほしい。
正しく締め出す世界の摂理に、
誰にも知られず酔い痴れたいの。


あれこれ巡らせて、紡いだテキスト。
他愛無いはずのキャッチボール。
予想外れたなら、すぐにキャパ超えて、
フリーズしかない。バグが出てく。

「自分で決めたいから」って、
「誰にもわからないよ」って、
遠ざけてきた私の背負うカルマ。
望み通りに離れてく。
誰から見られていてもただの背景だよ。
その他の誰かだとして溢れていく。


等しく濡れていく名無しの他人々々。
それぞれの涙を忍ばせて。
それでも望んで彷徨い歩くの。
嘘を吐かされた私のように。


孤独に濡れていく。私だけじゃない。
優しい虚しさを愛してる。
無情な日常を噛みしめ生きていく。
嘘を飲み込んだ笑顔のように。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

名無しのカルマ

https://www.nicovideo.jp/watch/sm41867849

上記動画の歌詞です。

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投稿日:2024/02/02 21:20:29

文字数:492文字

カテゴリ:歌詞

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