冷え切った君の横顔
頬を伝った涙の痕は 凍てついて
悴んだ指先じゃ
もはや拭うことも 叶わないな
降り積もる雪が
過ちを隠してくれるなら、と
葉の落ちた桜の木の下で
遠い春を待つ
「しあわせなぼくら」でいよう
生温い夢の中ではせめて
雪の下 眠りに落ちる
いつか溶けてしまうとしても
ぼくらに春はもう こないから
遅れて発った鳥に 手を振ったんだ
朝日の見えない 白い世界の裏
音も無く 降る雪も 知らぬまま
凍てついた夜は永劫
「これからもずっといっしょだよね」
時の止まった 寒い冬に
触れた、君は――
熱かった。
「しあわせなぼくら」でいよう
生温い夢の中ではせめて
雪の下 眠りに落ちる
いつまでも溶けはしないから、
もう、大丈夫だよ。
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