りん、しゃらり　きり、きしり
銀の針が　結ぶ頃
りん、しゃらり　きり、きしり
白い花が　目を覚ます

指折り数え　待つ青に
届き咲く前に　消える花
白く白く　染まる前に
ただひと時の　陽を浴びて

のこしいく君へ　捧ぐ歌
この声はいつか　届くかな
進む道行き　きらきらと
優しくあれと　捧ぐ歌

りん、しゃらり　きり、きしり
銀の針が　結ぶ頃
りん、しゃらり　きり、きしり
一人きりで　歌う歌

時は来たりて　薄紅が
柔くほころび　咲いた花
青く青く　染まる前に
ただひと時の　夢を見て

のこしいく君へ　紡ぐ歌
この声はいつか　叶うかな
振り向くそこは　さらさらと
流れ消えよと　紡ぐ歌

りん、しゃらり　きり、きしり
白い花が　踊る頃
りん、しゃらり　きり、きしり
一人のために　歌う歌

遺し往く君へ　捧ぐ歌
残し行く君へ　紡ぐ歌