僕が立っている 岐れ道
あなたは もう見えない

いつも ここで手を振った
あなたは もういない

大好きだった桜も 色を失って
頬を濡らす 涙のように
ただ 零れ アスファルトに落ちる

いつまでも そこで笑っている
「愛してる」 今も叫ぶ

声は 霞かかる空に 吸い込まれた

温かい指先 まだ覚えている
あなたの頬に 口付けしたことも
柔らかい髪に 触れたことも
あなたとの日々を 忘れたことなどない

季節は流れゆく 僕だけが
あなたを さがしている

忙しなく過ぎていく時間 けれど動けず
面影を追い 手を伸ばし
目覚めて 気付く 儚すぎる現実

涙 頬を伝い いつも知る
「愛して」と 心が叫ぶ

優しい微笑み まだ覚えている
あなたの仕草も あなたの声も
あなたの言葉を 愛の言葉を
忘れられるはずがない 日々……

温かい指先 まだ覚えている
あなたの頬に 口付けしたことも
柔らかい髪に 触れたことも
あなたとの日々を 忘れたことなどない

そちらは いかがですか
こちらとは 違う世界

僕は……一人です……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Letter

思い浮かんだ情景を書いてみました。
思い切っての初投降です。

閲覧数:157

投稿日:2008/03/28 23:02:20

文字数:464文字

カテゴリ:その他

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