またすぐに帰るね。次は日の強い頃に。微笑んだ二人のただ優しい笑顔を見た。
君の速度で歩いた。見上げた雲が速い。聞き慣れた駅の名と見慣れた電車の色。
散歩道の蓬の葉も、てるて姫の伝説も。

願っていたいです。本当は止まりたい。
一人でもいいです。お別れだけが怖い。
生きているうちに、まだ見えるうちに。
こぼさないように。


こちらは元気だよ。思うより雨も弱い。伸び出した蔦の先に黄色い花が咲いた。
僕の思いが走った。見上げた空は高い。初めて見た山笠と初めて知った綿の味。
大濠公園の家鴨も、秋の無いあの店も。

叶えてみたいです。本当はすすみたい。
一人でもいいです。解っていてほしい。
日の目を浴びたい。まだ見えるうちに。
わすれないように。

当たり前の幸せが何よりも尊い。苦労を忍んで笑顔を生み出した手腕の全部を、
継いでいて欲しい。只其れだけが願い。


願っていたいです。本当は止まりたい。
一人でもいいです。お別れだけが怖い。
生きているうちに、まだ見えるうちに。
こぼさないように。


叶えてみたいです。本当はすすみたい。
一人でもいいです。解っていてほしい。
日の目を浴びたい。まだ見えるうちに。
わすれないように。

ライセンス

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郷愁

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投稿日:2024/07/04 13:59:16

文字数:518文字

カテゴリ:歌詞

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