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竜の繭糸【鏡音レンV3】

空に砕け散る無数の欠片が
光を集めながら竜の翼を飾る

夢を切り裂いて熱を奪いゆく
冷えた刃の先は虚空への通り道

絶望の果てに辿り着き
愛と温もり溢れる手
君が与えてくれたひととき
もう二度と戻らない
僕の影は見えない

孤独に打ちひしがれる目に
映し出されたのは君の太陽
遥か昔から知ってたみたいな
懐かしさに惹かれ合って
何の戸惑いもなく笑い
二人で眠る夜幾年越えた
星に流れる日々を綴る系譜
笑みを浮かべ別れを告げる

記憶の奥底分かっていたけど
未来永劫ずっと続いていく錯覚

僕は道を踏み外して
一人路頭に迷ってた
闇に塗り潰された狭間に
射し込む木漏れ日に
君の声が聞こえる

積み上げてきた時の破片
じわじわと千切られて崩れ落ちる
滴る血に面影を汚されて
さだめに背いた報いか
せめて君を守り抜く為
身体が朽ちるまでは諦めない
散らばる祈りが墓標に刻まれ
咎の糸に絡め取られる

遠い過去の風
連なる輪廻が
傷口を撫でて
問いかける意味を
それでもなお忘れられず
醒めぬ夢で残像見る
もうすぐ終わる舞台の幕を引いた

叶わないことを知りながら
抱いた心を燃やし尽くした
禁じられた理を乗り越えて
寄り添う姿を眺める
閉じた瞼に思い描く
伝えられるはずのないこの言葉
繭糸に紡ぎ僕を呑み込んで
凍てつく夜 歌うララバイ

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投稿日:2011/11/26 20:08:26

長さ:05:44

ファイルサイズ:13.1MB

カテゴリ:音楽

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