足を止めた 鈍色の空
予報通り ざわめいた街
駆け出す人を 見送り笑う

永遠の終わり 探しても
見つからない 誰かの所為ならば それがいい

傷つかずに 手に入る物だけ
笑顔でいるなら 損な事ないでしょう
遠くに霞む 誇らしい背中を
優しく遮り 差す傘


息を止めた 嘘吐きだから
予定通り 歩いてたのに
立ち尽くす人 追い越し笑う

諦めを数え 包まれた
毛布の中 子供の様に 微睡みたいけど

苦しまずに 手が届く場所だけ
笑顔でいられる そんなこと無いでしょう
強さを増した 東からの風を
優しく遮り 差す傘 捨てた


手遅れだと 慰めくれる声 置いて
泥だらけの奇麗事を磨く
雨音 それだけが

傷付くたび 苦しくて伏せた眼
笑顔になれない それでも伸ばす手を
震えた言葉 呼吸をしている事
失くさずいられた心で泣いた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

レインコール

 れくしさんの歌詞募集曲に応募させていただきました。曲はこちら。
http://piapro.jp/content/cwgta81oogjr9knm


 聴いていてイメージしたのは、雨でした。静かに降り始め、やがて強くなっていく雨の中で歌うような、そんな力強さが出せたらと思います。
 笑顔でいる事を良しとせず、最後は涙で終わりますが、決して悲観的な詞ではありません。
 失敗したり、挫折したり、それでも何かが出来るのではという意思に、勇気を与えたい。そんな思いで書きました。

 タイトルの『レインコール』は某RPGの魔法ではなく、アマガエルが、雨の降る時に鳴く声の事。日本語では「雨鳴き」と言います。
 転じて、雨と共に歌われる歌。そんな意味で決定しました。

 前Verに、読み方確認及びVSQファイル流し込み参考用のひらがな歌詞を添付させていただいております。

 ご意見、ご感想、修正案等ございましたら、ご遠慮なく申しつけくださいませ。十全に対応させていただきます。

謝辞
 作詞中にメッセージをいただきましたcirciasさん、pqr@おもちゃのピエロさんをはじめ、作詞日記をご覧いただきました皆様、大変励みになりました。ありがとうございました。


 雨だからって、傘なんか差してたら走るのに邪魔でしょう?
 風杜鈴音でした。では、また。

閲覧数:414

投稿日:2010/10/06 01:26:28

文字数:366文字

カテゴリ:歌詞

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