君の声がした夏の彼の日のことを まだ
夜の高架下、俯いたまま歩く ただ

雨の降った街を見下ろした
この心だけを映し出したのに
「君」になっていく前の誰かが
目の泳いだ隅にちらついた

君に出会ってしまった運命も
形のないものと知って
愛を唄った快晴も
無謬の青さで痛いや
空に描いた人生も
笑い飛ばして絡まって
今日を忘れて泣いていても
ずっと 想い出せるように

大人ぶった僕を篠突いた
笑い合うことが苦手だったのに
「君」になっていく前の誰かの
飾らない横顔が離れない

僕を奪ってしまった運命も
机上の恋と見紛って
藍に染まった快晴も
心を描いてるみたいだ
夕に憂いた人生も
虚ろな脳裏を満たして
今日が暗んで咲いていても
そっと 手を引けるように

夜に咲いた一瞬を僕は覚えていた
打ち上がった軌道を描いた空に
心が躍っている

火の花が彩った 君を映していた
夏が去っても夢を描いた空に
心を残している

君に出会ってしまった運命も
形のないものと知って
愛を唄った快晴も
今も眺めて居たいや

夕に憂いた人生も
虚ろな脳裏を満たして
今日が暗んで咲いていても
君の顔を描いていたい

愛に眩んで泣いていても
この記憶を抱くように

今日が白んで咲いていても
君の夢を描いていたい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

君になっていく 歌詞

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投稿日:2024/01/19 19:28:21

文字数:546文字

カテゴリ:歌詞

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