『すごいね、その写真。ほんとに星空の中にいるみたい』

初めて出会ったとき、君はそう言った。
満天の星空。誰にも見つからないような僕の、はずかしくて誰にも言えなかった趣味に目の前の君は目を輝かせた。

『ねぇ、今度私とココロの写真撮ってよ!』

飼ってる愛犬なの。可愛いんだよってケータイで写真を見せてくる君がなんか可愛く見えて、きっとその瞬間に落ちていた。

キミが望むならいくらでも写真を撮ろう

君のいる世界を、キミの笑う顔を、怒って拗ねる顔も、瞬間、瞬間、僕に向ける表情じゃなくても、恋してる顔も。

泣いてる顔はいらなくて、泣いてる君に
「この写真が好きなんだ。」
大好きなココロと一緒に笑ってる君の写真を見せた。

どんなにとっても満足なんてしなかった、そんな僕の写真が輝きだしたのは君に出会ってからなんだ、と。

目をぱちくりさせながら笑ってばかなの?? だってそれ

『アイツに向けて笑ってる写真だよ?』

知っている。それでも泣いてる顔はさせたくない。泣いてる顔は撮りたくない。

『うん、なんかすっきりしたよ。ケジメつけてくるね』


そう言って君は前をむいた。


君と出会って5年。僕は君の写真をコンクールに出した。この賞はキミにあげよう。
僕にむけた初めての笑った写真。

『なんだろう、はずかしいね』

何十回と撮ってきたのに今さらだなんて笑いながら言ったけど、
ほんとはほんとに緊張していたんだ

嬉しくて、うれしくて


ねぇ、出てきてよ。その写真の中から

笑ったキミがもう1回みたい


君にもう一度会いたい
ねぇ、出てきてよ、写真のキミ


いなくなってしまうなんて、思わなかった。

知ってたらもっと、もっと、もっとキミを写真の中に閉じ込めたのに


キミはもうこの世界にいない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

青写真

短編小説としても、どちらかといえばテーマとしてつくりました
作曲募集です。

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投稿日:2019/07/09 19:54:58

文字数:759文字

カテゴリ:歌詞

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