雲の向こう在るのは
ただ広がる未来
遥か遠方海の
唸る声がする

窓の外に降りしきる雨が
荒んだ音の街を浄化する
黒いアスファルト
溶ける灰の煙
帰路も無く軒を求め皆迷う

夢の中安らげずとも
私たちは今日も眠らなきゃいけない
ただ生きることも
傷となる世界
人を消す豪雨は巡る海の恵み

bucketing down
神様の涙落ちる
bucketing down
明日も何も変わらない

窓の外に輝く白は
雷か電光板か
誰もいない世界
酷く綺麗でさ
ずっとここにいられたら
そう思ってしまう

雲の向こう在るのは
ただ広がる未来
遥か遠方海の
唸る声がする
bucketing down
失望の涙落ちる
bucketing down
どうせまた晴れるんだ

空に帰っていく雨が
瞳に這って離れない
どれだけ憤っていても
雨はただ透明で