僕らは依存しあっている。


それはもう。
互いが首に手を添える位に。





『毎日電話しよう』

ーーそうしないと死んでしまう。





うさぎは寂しくて死ぬ、とかいうけど僕らはそんな感じだと思う。

お互いがいないと呼吸さえできないかもしれない。




「なぁ」
「何?」
「ずっと傍にいろよ」
「あぁ。そうだな」
「でないと僕らはーー」
「寂しくて死ぬ、だろ」
「ご名答」




「約束しようか」
「どんな約束だ?」
「まずさ、僕らは正にお互いが首に手をかけているでしょう」
「そうだな」
「どちらかが力を込めると死んじゃう、から」
「あぁ、なんとなくわかった」
「その手をずっと首にかけていよう」
「やっぱりそうか。賛成」
「やった。じゃあ約束」
「うん」





僕らはお互いが首に手を添えている。

僕らは依存しあっている。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

(non title)

衝動的にぱぱっと書いたやつ。
依存のことを理解していないかもしれない。
とりあえずオリジナルで。

閲覧数:728

投稿日:2014/08/14 17:41:04

文字数:380文字

カテゴリ:小説

ブクマつながり

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