いつもの道 色づく息
予感に騒ぐ街並み

かじかむ手でハンドル握りしめ
もうそこまで来てる

上り坂グッとペダル踏みしめ
静かに迫り来る向こう側に
雲居に映る明日に祈りを
遙か風が見える

青すぎる青空に
巡る世界の冷たさに
立ちすくみ凍えてしまわぬように
真っ白な感覚を
やがて溶けゆく輝きを
この胸に刻み付けて確かめたい

ビルの窓にきらめく月
ミラーに映る裏路地

ぼやける目で街灯見下ろして
もう先は見えてる

下り坂フッと投げ出す足を
さらっていく風の止む前に
散る残り香に昨日を探すも
夜の闇に消える

遠ざかる星空に
眠る世界の静けさに
意味も無く見とれてしまう度に
繰り返す選択も
やけに見慣れたこの道も
あの星に見る夢に忘れたくなる

最高速度で受ける風を
冷めるほどに感じる熱を
染み込んだ匂いを 吐く息を
あきびんに閉じ込めて
「これが私の全て」

なんてこぼしたあの冬の夜

消えかけの白線に
残るはずもない轍に
気を取られ迷ってしまわぬように
方角のない地図を
どこへも行けないとしても
いつまでも抱きしめていられますように

青すぎる青空に
巡る世界の冷たさに
立ちすくみ凍えてしまわぬように
真っ白な感覚を
やがて溶けゆく輝きを
この胸に刻み付けて確かめたい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

冬の空に祈りを 歌詞

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投稿日:2023/10/29 12:44:54

文字数:544文字

カテゴリ:歌詞

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